処女マリアは誤訳からか?権力者に思う。
プロテスタントではマリア信仰という考え方は全くないが処女からイエスが生まれたと新約聖書で説いている。
一方、カトリック教会はマリア信仰が非常に強い。
ところで、もともとイエスはユダヤ人だし本人も死ぬまでユダヤ教の改革を説いていたと思われる。
キリスト教の旧約聖書は基本的にユダヤ教の経典である。
イザヤ書7章の「おとめが身ごもって、男の子を産み、」を娘と訳すのをキリスト教では処女との誤訳からマリア信仰が始まったと言う説を読んだ事がある。
新約聖書自体は旧約聖書を見て後世の人が書いた書物であるからユダヤ教ではマリアはただの若い娘である。
ユダヤ教の経典(旧約聖書)はもともとペルシャによってバビロニアから開放された後に自治のために作成された律法である。
だからユダヤ教徒とキリスト教徒の争いなど基本的な知識の欠如からではないかと思う。
たいたい、バビロニアでの奴隷生活の中で開放者が現れる。それが救い主(キリスト)だと言うのがユダヤ教である。
キリスト教とはユダヤ教改革派のイエスが救い主だという主張だからそれほど違わない宗教である。
根底にあるものは、奴隷と言う身分からの開放と「弱者への共感」である。
石切り場職人(イエスの職業)や姦淫の子などはユダヤ人の間では差別される階層である。
また、病気は神の罰とういう考えから病人に触れることも汚らわしいとされた。
イエスの弟子など、(漁師や徴税人など)皆んなこの類の人である。
日本でも肉屋やカバン屋は差別される職業であったと同様に、当時のユダヤでは漁師は生きた魚の血抜きをするので穢れた職業だったらしい。
新約聖書に書かれているイエスは本来のユダヤ教の教えである「弱者への共感」を基本として布教をおこなった。
どうも、ヒットラーなども不勉強だったとしか思えない。おまけに、イエスが有色人だったことも知らない人が多い。
キリスト者としての嗜みで少し勉強すると、どんどん現在のキリスト教会の批判になってしまう。
ところで、付け焼刃の知識でキリスト教は独善だと説くO幹事長はまず自己を省みるべきだ。
友愛を説くH首相は、脱税額ではなく「お母さんから貰ったお金」を全て寄付すべきである。
信仰などなくともキリストに近い人(価値観)はキリスト教徒以上に沢山いるのではないか。
小鳩と「ぎんちゃん」は、いづれも神から遠い存在なのは事実である。
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