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2010年5月24日 (月)

投資家が円買いに奔走する理由

現在の日本は超低金利で世界一のデフレ経済、経済破綻どころかリーマンショック、ギリシャ不安といった世界経済に不安が走ると、世界中の投資家たちは円買いに走る。
よく、「1400百兆円にのぼる日本の家計貯蓄が日本の国家負債を支えている原資である」という言い方を耳にするが、日本の家庭は住宅ローンなど多くの負債も抱えている。 
政府と民間を連結させた日本の総合的な資産と負債の関係は、日本の民間の純資産額(日本の民間の資産額-日本の民間の負債額)から日本政府の純負債額(日本政府の負債額-日本政府の資産額)を引いてやれば、その実相が出てくる。
その金額は2008年12月末現在で+225.5兆円である。
バブル当時の1990年から日本の純資産額はどんどん増えていき、現在では200兆円を超える。
世界中の投資家が円を絶対的に信頼するのは、日本の総合的な資産が+225.5兆円のゆえである。

円買いに奔走する理由が「日本の総合的な資産が+225.5兆円のゆえである」であるなら円安は当面起こらないのか?
藤巻氏などは、「間もなく金利が急上昇する」「日本はハイパーインフレに見舞われる」と予想している。
ヘッジファンドなど実需以外の要因で振り回されるため、実際の市場はアナリストの真逆に進むことも多いので戸惑う。
資源もなく観光立国でもなく移民国家でない日本は、少子高齢化で円が世界通貨としての役割比重が減っていく。そして、産業空洞化でトレンドとして貿易収支は赤字になる。一方的な円高もある日突然暴落することも予想される。資産ポートフォリが悩ましい。

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