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2010年6月15日 (火)

「旧役員の追い出しクーデター」に失敗したツケか?

 富士通の野副州旦元社長が「辞任は不当だった」として代表取締役としての地位保全を求めた仮処分申請について、横浜地裁川崎支部は14日、請求を却下した。同支部は富士通役員が野副氏に辞任を迫った際に虚偽の事実を断定的に述べたとは認めず、野副氏が任意に辞任したと判断した。野副氏側は即時抗告した。

所詮、無理な要求だと思った。一般従業員をリストラや事業売却で辞めさす時の人事部資料も正直いって嘘で固めたものだ。野副さんは事業部経験がないから解らないだろうが、人事部の人が自分自身嫌になると言っていたことを思い出す。
一般社員は、退職後の生活が大変で富士通と裁判などする暇はない。その日を暮らすのが精一杯なのだ。富士通を恨む余裕も無い。
野副さんが憤るのは解るが、世の中そんなものだ。
人の痛みに共感しないのは、「苦労していない」か、「倫理観の欠如」なのか?そういう意味では、甘いというか前者であり、退職を迫ったF社役員は後者だったかも知れない。
しかし、実情はニフティ問題を表ざたにして「旧役員の追い出しクーデター」に失敗したのではないか?

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