韓国の電子版新聞で「韓国は文化強国だ」。 韓国人なら誰もが知っていることだ。ところが、外国人には非常に長く説明しなければいけない。食べていけるようになったこの頃、韓国の歴史と文化の深さを理解してほしいという「渇き」もある。韓国伝統の素材と文様をもとにした工芸商品や韓国料理などに対し高い価格を容認しないため淘汰(とうた)された。そして、韓国人は韓国固有の商品に安すぎる価格をつけている。要するに、韓国には世界に誇る文化があるが、韓国人が評価しないため淘汰されたり不当に安く評価されているという内容である。
実際、韓国は自国の文化財を評価しないことは確かである。漢城(ソウル)には、韓国の遺跡として保存されている文化財は少ない。そして数少ない文化財の一つ「朝鮮総督府庁舎」(1995年までは博物館として使用)を解体してしまった。一方、台北市に設置された「台湾総督府庁舎」は、現在でも中華民国の総統府として使用されている。
中国共産党が日本の帝国主義を跳ね除けて1949年新政権を樹立する際、人民の国家という意味を盛り込むために、「中華」は中国製だが、「人民(people)」と「共和国(republic)」は日本製単語を使用した。一方、韓国で日常的に使っているハングル(漢字語)のなかには、日本が作った用語が数え切れないほど多い。文化、文明、思想、法律、経済、資本、階級、分配、宗教、哲学、理性、感性、意識、主観、客観、科学、物理、化学、分子、原子、質量、固体、時間、空間、理論、文学、美術、喜劇、悲劇、社会主義、共産主義…。
しかし、韓国は漢字を使用しない「ハングル(カタカナ)化」により、例えば「society」日本語訳「社会」の単語本来の意味を理解できなくなってしまった。また、職人や料理人を白丁という身分が卑しい者として蔑んできた歴史があるため、創業100年や500年になる老舗というものも存在しない。
古を遡れば、朝鮮は、中華帝国の歴代王朝の属国として「貢女(コンニイ)」と「宦官」を宗主国に献上することを慣例としていた。当時、高麗王朝にとって、もっとも苦痛だったことは、処女を「元」に献上せざるをえないことであった。モンゴル人の将兵たちも、高麗朝に女を求めた。それ以後の「明」にも「清」にも「貢女」を献上せざるをえなかった。この記録は、高麗史、稼亭集、墓誌にもはっきり記録されている。中華帝国歴代王朝への「貢女」献上は、朝鮮文化と婚姻の風俗を一変させた。(歪められた朝鮮総督府/黄 文雄/光文社より)
このような悲しい歴史が、過去を覆い隠す「韓国の文化」に大きく影響しているのではないか?
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