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2011年6月26日 (日)

人は微分世界に生きている

小説を読んで素敵な女性に膨らましていた登場人物が、映画化された女優でがっかりさせられることがある。事件が起きるごとに思うのは、現実とバーチャル世界の使い分けができないことだ。最近、ネットの発達で本を読む機会が少なくなったことで想像力が低下しているのだろうか?
日本のような民主的な法治国家であれば、犯罪を犯して捕まれば処罰をうける。地球の成り立ちや生命起源の崇高さを考えれば、神のなせる技のため、現実とバーチャル世界の境界が曖昧になってくる。徳を積んで感謝の思いで生きている聖人は別だが、人は日々の変化を比べて喜怒哀楽を感じている。要するに、人は、それぞれ微分世界に生きている。
現実とバーチャルの違いは、人に迷惑をかけるかどうかの違いである。想像力をたくましくすれば、バーチャルの世界でも十分満足できる。
マタイの福音書に、「『姦淫してはならない。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。」という教えがある。
こんな律法が適用されれば、ほとんどの人は犯罪者である。しかし、ありがたいことに『情欲をいだいて女を見る』ことは、神の前では姦淫だが、見るだけであれば刑法上は処罰の対象にならない。人は、そこそこ食えればあとは気持ちの持ちようだろうから、賢く立ち回れば人生が楽しくなる。職業上避けがたい人以外は、付き合わなければ煩わしい人間関係を回避できる。バーチャル世界では王様にもなれる。
大きなお世話かもしれないが、以前の上司が、嘱託身分の取るに足らない仕事に薄給でしがみついているのを見ると、人生観を持つことはつくづく重要だと思う。

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