大学時代の友人との同窓会
長い間生きていると嫌なことも多い。自然に身についた処世術は、自分に幾重にも壁を作り、相手の本音と建前を嗅ぎ分けながら会話をしてしまう。しかしながら、青春時代の仲のいい友人との再会は童心に返って愉快である。酒が入ると、長い人生経験から垢のように染み付いた壁がなくなって青春時代になる。後から撮った写真を見ると、これが自分かと恥ずかしくなる。写真の中の表情は昔と同じでも姿は老人であり、自分自身で老いを認識させられる。なにか、親父の嫌なところばかりが映っているようで、寂しくなる。そして、人生も終盤を迎えたことを素直に受け入れることができない自分に気づく。しかし、どこかの会社で死ぬ準備もしないで会社にしがみ付いている哀れな老人よりましだと自分自身を慰める。この誰にも言えない葛藤を癒すには、昔の仲間が一番だ。
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