地域に密着して愛されることが最も重要
日本フットボールリーグ(JFL)のFC町田ゼルビアは、JFL4位以内が事実上確定し来年からJ2リーグに昇格する。東京には町田の他に来年J1に昇格するFC東京とJ2の東京ヴェルディがある。東京ヴェルディといえば、旧ヴェルディ川崎で読売新聞の息が罹かったチームで日本サッカー協会との揉め事が絶えなかった。川崎市に100億も使って等々力競技場を改修させておきながら、東京の調布に移った経緯がある。その後、読売新聞や日テレからも支援が受けられなくなり破産寸前である。そして、東京ヴェルディ1969フットボールクラブ株式会社の所在地もウェブ上で確認できなく本拠地不明のチームだ。一方、FC東京は本社が江東区猿江2-15-10というだけあって江東区のチーム(東京瓦斯)である。近くに競技場がないため都が作った調布にある競技場(味の素スタジアム)を使用している。東京を名乗っているが調布(多摩)とは疎遠で本来ならFC江東とか稲城?ヴェルディとすべきところだ。 今回昇格するFC町田ゼルビアが初めて地域に密着した東京のチームだ。町田市営競技場(町田市立野津田公園内)は確かに緑地保全地区にあるため駅からは遠いが、江東区から調布に行くことに比べれば遥かに近い。また、神奈川との都県境に近いため町田駅前や市立図書館などは町田市民より神奈川県民のほうが多いようだ。事実、町田と相模原は電話番号の頭が042で同じため料金は市内通話扱いである。ところで、Jリーグサッカー協会は会社勤めで管理職経験が少ない人材で運営されているため民主的な手続きを無視した行為がある。昨年の事件だが周知期間も置かずにJのサッカー競技場の基準を変え、不備だからと昇格を認めなかった。企業経営の経験がない協会役員には、自治体もしくは運営母体が議会や株主総会を経て予算化して執行することが簡単にできると思っているのだろうか?周知期間も置かない独裁的な運営に振り回され、当事者がどれだけ時間的・経済的損失があったかなど彼らの頭にはない。箱物をそろえることがスポーツの振興ではなく地域に密着して愛される競技が最も重要だという原点に戻って頂きたい。
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