無責任なメールシステムを即刻中止させるべきだ。
NTTドコモのメールシステムは、個人情報が流出してしまう。中継伝送路の中断でメールアドレスが、別のメールアドレスに誤って設定されることは設計障害である。ドコモは、システムの設計過誤を不具合と説明していることは問題だ。このようなことが絶対に起きないように設計することがシステム設計ではないか。信頼性が求められる基幹系や勘定系バンキングシステムでは、基本中の基本である。
以下にドコモ説明である。
1.事象の内容
(1)お客様がご自分のspモードのメールアドレスを確認した際、別のアドレスに置き換わっています。
(2)spモードメールを受信した際に、送信者とは別のspモード契約者から送信されたように表示されます。この受信メールに返信すると、表示されている別のspモード契約者に送信されます。
2.発生原因・経緯
・中継伝送路の中断によるspモードサーバでのふくそうに起因して、spモードサーバにおける電話番号とIPアドレスの関連付けに不整合が生じました。
ドコモは上記のように素人相手に無責任な説明をしている。中継伝送路が遮断されることは、災害や停電時、機器の破損で発生する可能性はいくらでもある。その後、再開されればふくそうが発生することも当たり前だ。この時点で、サーバにおける電話番号とIPアドレスの関連付けに不整合が起こる可能性があるならメール送信を中止すべきであり、解かっていて業務を開始したなら個人情報保護法違犯だ。間違ったメールアドレスで送る可能性があるなら再接続しないような仕組みにすべきだ。だいたい、中断したあと再接続する場合に、サーバー内部で「保持している電話番号とIPアドレスの関連付け表」と「送信時の電話番号とIPアドレス対応」が一致しなければ通信エラーすべきだ。これは、不具合ではなく設計障害である。政府は、こんな無責任なメールシステムを即刻中止させるべきだ。
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