邦画は、昔の作品のほうが感動させられる。
邦画は、昔の作品のほうが感動させられる。永田雅一というと大映の社長だったが、毎日オリオンズ(今のロッテマリーンズ)のオーナーでもあった。今は、なくなった南千住の東京スタジアム(野球場)を個人で造ったというからオーナーの野球熱はすっごかったのだろう。サラリーマン社長が巨人に蛭のように吸い付いている様とえらい違いだ。大映の「婚期」(監督:吉村公三郎)を観ていて、昔の役者さんの演技力はすばらしいと関心させられる。 志村喬主演の「生きる」(監督:黒澤明)も何度も観た映画だが、どの場面も退屈するところがない。当時の最高のスタッフや役者さんを駆使して作成された邦画なのだろう。映画では、市役所内部の縄張り意識や住民の要望がたらいまわしにされることを通して「生きる」とは何かを映しだしている。公務員の形式主義がはびこっていることなど今の役所となんら変わらない。書類の代わりに、山のように来るメールを黙々と読んでいるだけで、無気力な日々を送っている現代の管理職と違わない。ハリウッドの金をかけた映画でもこれほど間を持たせない作品は少ないと思う。ところで、今日の資源エネルギー庁前次長の「インサイダー取引で逮捕」には驚かされる。氷山の一角なのだろうか?公務員幹部がこのように、ていたらくでは、組織全体が腐っているとしか思えない。
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