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2012年1月15日 (日)

負けてばかりでは、プロ棋士の名が廃る。

米長元名人、将棋ソフトに負けた!…男性プロ初の屈辱(報知新聞) 

2012年1月14日(土)、「米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ プロ棋士対コンピュータ 将棋電王戦」は113手で先手のボンクラーズが勝利した。
先手:ボンクラーズ 後手:米長邦雄

▲7六歩 △6二玉 ▲6八飛 △4二銀 ▲3八銀 △5四歩
▲4八玉 △5三銀 ▲3九玉 △6四歩 ▲6六歩 △7二銀
▲6五歩 △同 歩 ▲5八金左 △6三銀 ▲6五飛 △6四歩
▲2五飛 △3二金 ▲7五歩 △8四歩 ▲2六飛 △7二金
▲9六歩 △8三金 ▲6八銀 △7四歩 ▲同 歩 △同 金
▲6七銀 △7五歩 ▲7六歩 △同 歩 ▲同 飛 △7五歩
▲7九飛 △7二飛 ▲1六歩 △6五歩 ▲9五歩 △6四銀左
▲2八玉 △8五歩 ▲7六歩 △同 歩 ▲同 飛 △7五歩
▲3六飛 △8二飛 ▲6六歩 △同 歩 ▲同 飛 △6五歩
▲9六飛 △7三桂 ▲1五歩 △7二玉 ▲7六歩 △同 歩
▲同 飛 △7五歩 ▲4六飛 △8三玉 ▲7六歩 △同 歩
▲同 飛 △7五歩 ▲7八飛 △4二金 ▲5六歩 △5三金
▲6六歩 △同 歩 ▲同 角 △6五歩 ▲5七角 △3四歩
▲6六歩 △同 歩 ▲同 角 △4四歩 ▲7六歩 △同 歩
▲同 銀 △6五歩 ▲4八角 △4五歩 ▲7五歩 △8四金
▲7七桂 △6六歩 ▲5七金 △5五歩 ▲6五歩 △5六歩
▲6四歩 △5七歩成 ▲6三歩成 △4八と ▲5三と △4九と
▲同 銀 △6七歩成 ▲7四金 △同 金 ▲同 歩 △7八と
▲7三歩成 △同 玉 ▲6五桂 △6四玉 ▲7五銀打
まで113手で先手の勝ち

初手△6二玉はないだろう?将棋の先生に叱られてしまう。定石通りの展開では米長永世棋聖は勝てないと悟っていたのだろうか?ボンクラーズ のほうが美濃囲いでしっかり守って、中盤から一気に寄せきった。試合後、富士通研究所の伊藤さん(開発者)がタイトルホルダー位まで強くしたいと語っていた。米長がコンピュータとの対局で負れたとのNHKニュースが流れたことで、将棋を知らない一般の視聴者は、将棋のプロ棋士よりコンピュータ強いと思っただろう。
昔は、米長もタイトルホールダーだったはずだ。今は、相当弱いのかボンクラが強いのか解からない。相手によってプログラムは変えていないというから、米長は事前練習で勝った棋譜通りに指していたはずだ。事前にソフトを入手して100戦くらい学習をやったと言っていた。勝った棋譜の初手が、△6二玉だったのだろう。中盤からコンピュータが想定外の指し手になったと推測する。圧巻は、金銀を取り合った後の光速の寄せだった。コンピュータは、相手の玉を寄せる計算しかしないため自分の飛車取りなど気にしないで一気に詰めてしまった。終盤では誰もコンピュータに勝てない。ところで、弱い棋士ではなく強い棋士をボンクラと戦わせるべきではないか?前回は、女流王将の清水さんが負けていた。出し惜しみして、弱いプロ棋士が負けてばかりでは、プロ棋士の名が廃る。

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