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2012年2月 4日 (土)

デジタルに変わったことが起因した電機業界の淘汰

パナソニックは▲7800億円、ソニーも▲2200億円、シャープ▲2900億円、そしてNEC▲1000億円の最終損失を見こむ。四社で赤字額は▲1兆円を突破する。業績悪化の一因は無策な民主党政権(円高)だが、パナソニックまでも有利子負債が現預金を上回り企業の体力は弱った。黒字を保っている日立、東芝、三菱電機、富士通といったい何が違うのだろうか?インターネットの主役はアップルやグーグルに変わったが、共にパブリック・クラウドの世界である。プライベートクラウドの基幹系分野には参入していない。
IT・情報業界の富士通とNECを比較すれば、システム指向とハード指向の違いがある。システム指向という分野は、解かりやすく言うと手や足(ハード部品)の単品売りではなく神経部分も入れた機能として販売する形態だ。つまり、薄っぺらなアセンブリー製品は韓国サムスンなどの低価格攻勢で損益が悪化してしまった。日立・東芝・三菱電機と松下・ソニーの違いもインフラ電機(重電を含む)と一般的な家電の違いである。家電分野は、アナログ製品と違いデジタルに変わったことによりコピーが容易になりブランド以外の差別化が難しいことだ。アジア新興企業の低価格攻勢によってこれも壊滅的である。一方、三菱電機のファクトリーオートメーション(工場LAN)などはノイズ対策などを含め容易に参入できない。更に日立・東芝が得意とする重電分野など、蓄積がなければ参入しても採算がとれる分野ではない。日経記者は電機産業、興亡の岐路などと騒いでいるが、付加価値の強弱が損益に現れたことだ。つまり、アナログがデジタルに変わったことが起因した電機業界の淘汰が進んでいるとみるべきだ。目に見えない付加価値が生き残りの鍵になる。

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