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2012年7月10日 (火)

心の癒し

すいぶん前になるが、四面楚歌の状態で不安でたまらない時期があった。当時、A Course In Miraclesの邦訳がないため、それを基にしたジャンポールスキー著の「愛(アガペー)と怖れ」などのスピリチュアル・シリーズの本を読み漁った。全てを乱暴に纏めると、「やすらぎを見出すかどうかは、自分が変わる事。」なぜなら「私の見ている世界は私が造りだしたもの。」で「知覚(Perception)は内なる精神の鏡であって、事実ではない。」そして、「怒りからは恐れ」が、「愛からは、やすらぎ」が与えられるという内容だった。新約聖書の主張とよく似た結論である。(ただし、A Course In Miraclesは実践に重きを置いたもの)
しかし、対立者に愛を持って接しても、何ら現状は改善しなかった。結局、敵対した人材をターゲットにして、一人一人退職や左遷に追い込んで、終わらすしかなかった。中には、将来を嘱望されたマネージャーもいたが、泣きながら退職していった。ビジネスにしろ組織内闘争にしろ戦いとなれば鉄砲を持たないだけで、権謀術数で駆逐し平安を得るしかない。申し訳ないという思いがいっぱいで、つくづく、勤め人は嫌だと思った。

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