死を直視すると
最近、音楽はYOUTUBEで聴くようになった。曲を聴くと、一瞬のあいだにワープし、当時のことが頭に浮かんでくる。そして、若かったときの、熱い思いが胸を締め付ける。青臭い快感に浸ると得をしたように思う。今を見つめれば、人は、毎日とるに足らないことで、気持ちを揺さぶられて無意味な時間を浪費している。私自身も、そうであった。高校受験、直前だったろうか、ダスティン・ホフマン主演の「卒業」という映画を観た。当時は、曲のみが頭に残り映画の深い意味まで捉えていなかった。この歳になって、自分の虚無感もあれと同じだったことに気づく。死を直視すると、自分の人生の意味を見失った志村喬の顔「生きる 黒澤明監督」を思い出す。そして、「ゴンドラの唄」を聴きたくなる。些細なことに気持ちを苛立たせる日々はよそうと、つくつく思う。
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