COBOL遺産の継承
COBOLとうと何か古いイメージがある。だいたい、私が大学時代にメインフレームなどでFORTRANと並んで書かれたプログラム言語である。IBMの資料(2008年)から、世界のビジネスデータの75%がCOBOLで、金融のトランザクションの90%はCOBOL言語だという。日本でもビジネスロジックの70%がCOBOLと言われている。確かに、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行など勘定系は、未だにメインフレームを使用していることから、COBOLで書かれたプログラムが走っているのだろう。IBMのメインフレーム上では、COBOL/PL1/FORTRAN/C++/Javaなどほとんどの言語で開発可能になっているが、実績のあるプログラムを書き直す愚は、よほど事情がないかぎり行わない。現実に、2011年にもオブジェクト指向、マルチバイト文字などが制定されている。しかし、最近の若手技術者は、javaなどは習っているが、COBOLなどいまさら勉強する気はないだろう。そして、カビが生えたようなプログラムのメインテナンスなどやらされたのでは、たまったものでない。今後、団塊の世代が引退すると誰が受け継いでいくのだろうか?
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 政府職員の処分はもっと厳しくすべきだ。(2021.02.27)
- 東京都の重症者の病床使用率(2021.02.25)
- 都心の一部を除けば不動産売買は停滞(2021.02.22)
- 逆資産効果で大きな経済的な損失(2021.02.17)
- 「ジョブ型雇用」というなら社長の交代から(2021.02.16)
「基幹システム」カテゴリの記事
- 可能な限りクラウドに移行する傾向が続く(2021.01.26)
- 東証はシステムが終日停止(2020.10.02)
- 掛声だけのデジタル庁では?(2020.09.27)
- IBMクラウド関連事業は30%増(2020.07.21)
- 「富岳」が世界1位にランクイン(2020.06.25)
コメント