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2012年9月25日 (火)

NECも不要な人材ほど辞めない

NECが2012年1月26日にグループ全体で「1万人規模の人員削減」を掲げた早期希望退職制度に、正社員2393名が応募した。発表したこの日、始業前のNEC本社ビルから、39歳の男性社員が飛び降り自殺をはかった。社内では自殺に様々な憶測が飛び交ったが、今回のリストラが苛酷だったということらしい。早期退職計画が出された時期に異動になり退職を強要された社員も多かったようだ。人事面談でも「必要な人材だ」(47歳男性)といわれていたのに、ショックを受けたという。
昨今、円高、中国・韓国勢の攻勢といった経営環境の悪化が直撃する電機業界では、非正規雇用にとどまらず、正社員のリストラは当然である。NECなど従来強かった中小企業向けオフコンもパッケージソフトのIAサーバに置き換わったため、重要顧客をほとんど失ってしまった。これからクラウドコンピューティングに注力するといっても移行元のシステム顧客がなければ容易でない。この会社は、同業の富士通と比較すると、管理職が多すぎる。富士通は10人に一人程度(10%)だが、NECはグループ全体で40%程度いるという。私の知り合いのNEC社員でも肩書に見合わない人材が多い。つまり、馴れ合いの甘い企業文化で「ところてん式」に肩書きだけの管理職を粗製乱造してきたのだろう。自殺者を出したというが、衰退していく会社にしがみつくことは愚かなことだ。「必要な人材だ」といわれていたのに、ショックを受けたというが、そもそも、47歳の社員などコストに見合わないから不要である。退職させれば、若い非正規従業員が3人も雇えるだろう。ほんとうに、優秀な人材なら、退職しても自分で食っていくだろうから心配はない。会社が、リストラをする時は、固定費の削減だから人数を決めて誰でもいいから好条件で希望者を募る。次に、足らなければ辞めてくれそうな人材を説得する。最後に、会社から見てどうしても辞めない不良社員を一箇所に集めて、将来はないということを実感させて、残りたいという希望を断つようにする。もともと、事業予算に組み込まれた固定費削減であるから人数だけは守らないと、損益改善にならない。NECに、ほんとうに必要な人材とは、素直に辞めてくれる優秀な社員だ。どうも勘違いしている不良社員が多い会社だ。沈みそうな泥舟にしがみつくより、優秀な人材は早期退職するだろう。不要な人材ほど辞めないのは、どこの会社でも同じだ。

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