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2012年9月24日 (月)

宝飾業界など詐欺師の集まり

宝石店で100万円で購入したダイヤを、直ぐに売却すると20万円でしか売れないそうだ。そして、これが業界常識だという。ネット通販でダイヤ価格を調べると何が正価なのか疑いたくなった。品質による価格差があるというが素人に売りつけるものなので鑑別書付ならそこそこ均一と考えるしかない。30年以上前に妻に婚約指輪のダイヤを買ったのを思い出した。$1ドル=240円くらいのころだ。どこにあるかと妻に聞くと、箪笥の隅辺りに転がっていないか?とのことだった。確かに、庶民には無用の物だから着けたことがないのだろう。不要なものは邪険に扱われ箪笥の隅にしか居場所がないようだ。精しくは覚えていないが、当時のお金で何十万円か支払った記憶がある。やっと見つけて調べてみると、0.37カラットの古ぼけたダイヤの指輪があった。
ネット通販のダイヤ広告に以下のものがあった。当社は、大手百貨店やカタログ通販会社に商品を卸している卸売り業者です。プラチナ(Pt1000)と大粒0.3カラットダイヤ使用【鑑別書付】の高級プラチナダイヤペンダントが特別特価 29,500円。当店通常価格:99,800円(税込)とある。また、71%OFF!!【鑑別書付】ダイヤモンドペンダント純プラチナ(Pt1000)と大粒0.3カラットダイヤ使用【豪華鑑別書付】の高級プラチナライトブラウンカラーダイヤペンダントが特別特価 19,900円というのもある。新品価格で29,500円とか19,900円というから妻の持っている中古ダイヤの指輪など価値がないことが解かった。知り合いの宝石屋の店主に聞くと0.5カラット以下のダイヤなど中古市場でも価値はないそうだ。御徒町あたりでメレダイヤなど数百円で売っているという。宝飾業界など詐欺師の集まりかと思い腹立たしく思った。訪問販売など歯が浮くような美辞麗句で相手の自尊心をくすぐり仕入れの5倍以上の高値で売りつけるのだろう。
ところで、ロシアの東シベリアに位置する3500万年前に隕石が衝突したとされる地層で、現在の国際備蓄量の10倍以上もあるとされるダイヤモンド鉱脈が存在するという。ロシア政府によると1970年代に既にこの鉱脈は発見されていたが、国家機密にしてきたとのことだ。この鉱脈の名前はPopigai Astroblemとよばれ、地質学者によるとこの鉱脈には何兆カラットものダイヤが眠っているらしく、世界市場を3000年間支えうる量だという。ただし、工業用ダイヤモンドを含めて言っているので、これでダイヤの指輪が安く買えるかは不明だ。通貨として使用された「均一性を保つ金」と違いダイヤの価値は素人には見極めにくい。今から思えば、ダイヤの指輪など買わずに、急場に換金できる金のネックレスとかブレスレットを贈ればよかったと後悔する。

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