登録料の割高なjpドメインなど不要
「.com」ドメインは、Commercial=商用向け、「.net」ドメインは、インターネット関連サイト向けの一般トップレベルドメイン(gTLD)である。「.com」は、世界中で最も登録数の多いドメインである。最近は、amazon.com(アマゾン・ドット・コム・インク)やsalesforce.com(セールスフォース・ドットコム)など「ドットコム」が付いた会社名も増えてきた。富士通やキヤノンなど、会社のホームページから紛らわしいサイトを排除するために、
fujitsu.com fujitsu.net→fujitsu.com
canon.com canon.net→canon.com
のように.netも抑えていて自動的に自社.comサイトに移動する。ところで、国内大手のドメイン登録サービス会社の価格表は以下である。
.com 920円/年
.net 920円/年
.jp 2,980円/年
.co.jp 3,960円/年
「jp」の登録料が非常に割高になっている。非効率な「JPNIC」の問題なのだろうか?10年以上前は4000円/年程度でもっと割高な登録料だった気がする。JPNICは、個人情報を掲載しないで「Whois情報公開代行」を提供していた「.JP」運用会社(有限会社愉快堂出版)を情報を開示しないことを理由に排除した。当時、JPNICのメンバーは、大学教員などで構成されていたためプライバシー保護や商業ベースでの顧客対応という視点が欠けていた。排除した愉快堂出版と長期契約で登録料支払い済み顧客への補償も配慮しなかった。そのため、愉快堂出版とJPNICのトラブルに巻き込まれた顧客は、「.JPドメイン」が失効したり、再度登録料を請求された。このような、JPNICのいい加減な対応に呆れて、多くの顧客は、「.jp」など不要と考え一般トップレベルドメイン(gTLD)の「.com]に移行した。この結果、上位から数えて「.CO.JP」が21位、「.JP」は306位と普及していない。また、 「.COM 」21,336,063 「.NET」3,631,270に対して「.CO.JP」 231,478に過ぎない。 「.COM 」の1/100程度、ドイツ「.DE」の1/25、イギリス 「.CO.UK」の1/13、イタリア 「.IT」の1/3、韓国「.CO.KR」の1/2程度しか登録されていない。グローバル化したインターネットの世界では、登録料金も競争の世界だ。商業ベースの競争原理を考慮しないで、いつまでも割高なら「jp]ドメインなど不要だと考える。
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