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2012年11月 1日 (木)

経営者が無能だと

今朝の新聞に、電機関連企業の上期決算と本年度の業績修正が載っている。相変わらずデジタル家電が主力の企業の決算は酷いものだ。パナソニックは、2013年3月期連結決算で、今年5月時点で500億円の黒字を見込んでいた税引き後利益が7650億円の赤字に転落すると発表した。昨年度(2012年3月期)も7000億円程度の赤字だったから、一体何をやっていたのかと言いたい。赤字の主たるものは、買収した三洋電機のリチウムイオン電池や太陽電池事業の不振などで「のれん代」など3555億円の損失と、将来戻って来ることを見込んで計上している「繰り延べ税金資産」4125億円を取り崩したのが原因だと発表している。本業の損失ではなくバランスシートの修正なので実損ではないが赤字は赤字だ。リストラ効果で営業利益は873億円で携帯電話事業以外は黒字だと言うが、本社の従業員約7000人を半減し配置転換や希望退職を募り、3000~4000人の削減が含まれる。この人員削減から250億円~350億円程度の営業利益の改善を差し引くと500億円程度しかない。今後、デジタル家電や電池事業などで大幅に営業利益の改善が見込めるのだろうか?そもそも、三洋電機を8000億円で買収して5000億円もの減損処理とは経営者の資質が問われる。思い出せば、経営者が無能なためこういう事例は多くある。ずいぶん昔になるが、富士通がアムダールを売却し損ねて数千億円の損失をだした。日立もIBMのハードディスク事業を買収して3000億円以上の損失をだした。パイオニアが、NECのプラズマディスプレイ生産会社を買収し倒産しそうなくらい損益が悪化した。日立も富士通とのプラズマディスプレイの合弁会社を引き取って大損した。シャープも富士通の液晶パネル事業を買い取って損失を膨らませている。短期的な視点しか持ち合わせない経営者が、安い買い物だと飛びついて大損をしているケースだ。何故、相手が安い価格で売却するのかよく考えれば解かりそうなものだ。自社より先見がありそうな企業経営者が売却するものを買わないという良識を持って頂きたいものだ。
富士通一転41%の減益とある。2013年3月期の連結純利益が当初予想の600億円から250億円、営業利益は1350億円から1000億円になるという。欧州の景気減速でパソコン販売の不振が原因と言う。そもそも、将来性がないシーメンスとのパソコンの合弁会社を単独で引き受けた付けが出てきたのだろう。パソコンのようなアセンブリー事業をいまもやっている富士通経営者の資質だろう。社長自身の出身母体だから解かるだろうが、社内のゴミ捨て場と言われた人材が集まった部門だ。風が吹いたので舞い上がっただけで中身は全くない事業だ。他部門は、売却しても値段が付いたが、付加価値もないパソコン部門などお金を付けても売却出来ないのが実情だろう。欧州の景気悪化が長引くだろうから、さらなる減益予想修正が出そうだ。
富士フィルムも下方修正とある。2013年3月期の連結純利益が当初予想の650億円から450億円、営業利益は1250億円から1100億円になるという。事務機器、デジカメ、液晶用のフィルムなど全般的に落ち込むのが原因という。ここ数年、売り上げが横ばいだが経常利益が徐々に落ちている。元来、富士フィルムの営業利益の増益要因は、従業員の福利厚生や賃金の削減が大部分を占めていた。そろそろ、雑巾を絞っても何も出なくなって来たのだろうか?そうであれば、今後大幅な事業による営業利益の改善は見込めない。みなとみらいに自社ビルを数百億円もかけて建設するなど、ドブに金を捨てるような付けが回ってきたのだろう。

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