国家を食い物にする輩
政府が100%株を保有する日本郵政の斎藤次郎社長の後任に、財務省出身の坂篤郎副社長の昇格が決まった。斎藤氏は「株式会社は取締役会で了承を得て決めるのがすべてだ。政権交代に関係なく実施できる」との見解を示した。しかし、政府が株主なら政府に雇われているわけだから意向を確認する必要があるだろう。取締役会の取締役などといっても100%株主なら何時でも解任できる。小沢・鳩山兄弟という政治家は、過去に働いたこともない連中だから、経営がどんなに大変なものか想像がつかないだろう。特に、脱税一族の鳩山邦夫が総務大臣の時に、民間出身の日本郵政社長に馬鹿面で悪態をついていた振る舞いには興ざめした。その後、民主党政権は、赤字垂れ流しの郵便事業になんら施策も打たない素人の天下り官僚を経営者とした。政治家が政争に明け暮れると、国が乱れるということをつくづく実感する。官房長官に内定している菅氏や石破幹事長が「財務省のたらい回しは人事は、断じて許されない」と批判するのは当然だろう。郵便の赤字を金融事業の利益で補填するような構図の日本郵政グループの経営を放置してよいのだろうか?役人という無責任な連中は、国家を食い物にする輩だと改めて思った。
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