競争がない社会とは非効率だ
昔、ソ連が崩壊して東欧の社会主義が終わった。独占企業による競争がない社会とは非効率だったからだ。福島の原発事故で、東京電力をはじめ地域独占の電力会社の非効率さが追及されている。一方、競争の激しい東京近郊の電鉄各社は、相互乗り入れし顧客サービスを充実させている。例えば、ある路線が運休すれば、振替輸送を各社が連携して無料で行う。
北陸地方には未だに新幹線が走っていない。新潟へ通じる上越新幹線は、1982年11月に開通しているが、北陸新幹線の予定は、平成26年度末となっているから2015年3月なのだろう。北陸新幹線と上越新幹線は、東京から高崎までは同じ軌道を走る。違いといえば、高崎から上越新幹線が新潟県一県を通るのに対して、北陸新幹線は長野・新潟(上越市)・富山・石川(金沢までが開通予定)・福井(計画)と各県を抜けて走る。新潟県民は、田中角栄のような利益地元誘導型の政治家を支持してきた。そして、親の功罪を引き継ぐ田中真紀子のような、全く無能な政治家まで国会に送り込んでいる。現在工事中の北陸新幹線の工事費負担でも、泉田新潟県知事は人も住んでいない上越市に全ての列車を停車しなければ費用負担をしないと、他県のことなど、どうでもいいという主張だった。そして、このような愚かな利己主義の県知事か新潟県民に圧倒的な支持で再選されている。おかげで、冬に北陸に行くには、時刻表はあっても定刻に走る電車などない。座席指定券など取っても、無意味だ。先日も、北陸のある県に行く機会があった。忙しいので行きは飛行機にしたが、帰りに所要があるため電車を選択した。当日は強風が理由でJR西日本の「はくたか」が全面運休だというが、飛行機は飛んでいた。予定では、JR西日本の「ほくほく線」経由で越後湯沢に出てJR東日本の「上越新幹線」に乗るつもりだった。飛行機が飛んでいるような風でも、JR西日本は、乗客の安全を考えて全面運休だという。振替輸送などという考えもなく、非常に割高な運賃になる岐阜県経由で東海道新幹線にでも乗ればいいと、乗客のことは全く考えない素振りだった。仕方なく、JR東海の「高山線」経由の「東海道新幹線」に乗って、乗車券の払い戻しを言うと他社の切符は払い戻せないという。そして、午後11時過ぎにJR東日本の上野駅で払い戻しを申請すると明日でないとできないという。隣県のことを考えない、新潟県民にはじまり、JR西日本、JR東海、JR東日本と、彼らのような利己主義的な発想では災害時には列車運用が上手くいくとは思えない。東日本大震災時に首相だった菅直人のように、これで自分の政権が安泰だと、大騒ぎして列車を止め、輪番停電を行い、首都圏を大混乱に陥れた。このような愚を繰り返さないためにも、新潟県民はともかく、地域独占会社には政府が強く指導監督する必要がある。とりあえず、次回から冬に北陸に行く時は、飛行機しか使わないようにする。
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