「老いは気から」
昭和天皇が崩御され平成になってから25年目になる。昭和生まれの私には、未だにしっくりしない年号なので、昭和88年と読み替えてしまう。最近、新幹線の中で、爺は家で静かにしろと言われたり、スーパーの駐車場で運転の下手な爺と罵られたりする。長幼の序を知らない若者も問題だが、彼らの視線では十分爺に相応しい風貌になったのだろう。大晦日に、YouTbeで黛ジュンの天使の誘惑を偶然見つけた。ミニスカートを穿いて栃木の田んぼの中のイベントで歌っていた。平成22年7月の栃木県野木町で開催された「ひまわりフェステイバル」というから還暦を過ぎた62歳だろう。声の張りは、多少なくなっていたが、こんな曲を歌っていて勇気づけられた。
好きなのに あの人はいない
話相手は 涙だけなの
幸せは オレンジ色の
雲の流れに 流れて消えた
私の唇に 人さし指で
くちづけして あきらめた人
ごめんなさいね あの日のことは
恋の意味さえ 知らずにいたの
砂浜で 泣きまねすると
やさしい声が 流れて来るの
思い出は オレンジ色の
雲のかなたに 浮かんでいるの
私の唇に 人さし指で
くちづけして あきらめた人
今ここに あの人がいたら
陽にやけた胸に 飛び込むでしょう
飛び込むでしょう……
顔のアップはなかったが、農作業から来たような観客に「皆さん元気にしてください。」と言いながら超ミニスカートを穿いて明るく歌っている姿に感銘した。容貌は顔立ちだけでなく、くすんだ色の服、地味なデザイン、冒険心に欠ける着こなしなども年寄りに見られてしまう。黛ジュンのように超ミニスカートを穿けとまでは言わないが、婆になっても化粧やヘアスタイルもしっかりし、白髪が目立つなら黄色や茶色に染めるくらいの気持ちが必要だと今度のOB会で言ってやろう。「老いは気から」とつくづく思った。
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