日経新聞に載る頃は、そのトレンドの終り
日本維新の会の松井大阪府知事は、大阪府・市を統合する「大阪都」構想について、「都」の名称に反対していた石原代表に、名称使用の了解を得たという。石原氏は「首都が東京なら、しょうがねえか」と認めたという。呼称などどうでもいいことだが、他の政令指定都市の区部と違うことが判るので「大阪都」でもいいような気もする。それより、石原新太郎が都知事を辞めたので、停滞していた多摩地域のモノレール整備計画を早期に進めて頂きたいものだ。ところで、豊島逸夫氏のコラムに「15日のアジア時間帯、正午前。1ドル=89円60銭をつけ、90円突破のカウントダウン開始とマーケットが身構えた直後の絶妙なタイミングで、甘利経済財政相発言が流れた。過度な円安は国民生活にマイナス、と(くぎ刺しコメント)は効いた。30分ほどで1円もの円急反発。ここでドル円相場は88円台の調整局面に入った。甘利発言なければ、値固めの期間もなく、90円を突破して更に急速な円安が進行したかもしれない。その場合の反動(円反騰)も急激になったであろう。結果的に逆V字型の円安バブル相場で終わったかもしれない。」とあった。プロのアナリストとはこういう分析をするのかと改めて感心した。甘利発言を、中期的な円安サイクルの中で「健全な調整局面」を演出したと見ている。そして、円売り・ドル買いポジションの次の一手はやはり円売りとのことだ。予想通り、市場は円安が進み88円後半に戻っている。日経新聞の朝刊に、個人投資家が金を売却しているという記事があったが、掲載される頃は何時も「そのトレンドが終わった」ことが多い。円急反発時に、円売り・ドル買いで金を購入した投資家は勝ち組なのだろうか?
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