株式投信に潜むワナ
日経新聞電子版に株式投資入門「株高は好機」「長期投資を」株式投信に潜むワナという見出しで「実は株式投信は株式に直接投資するより難しい面もある。」とあった。投資信託には、以前から不信感を持っていたので内容を拾ってみた。「購入時の販売手数料のほかに毎年、信託報酬(購入価格の1%前後)を取られるため、長期投資すればするほど信託報酬という名前の手数料が増える。仮に信託報酬が年1%だとすれば、5年間で5%、10年間で10%、20年間で20%となる。」とある。株が上がっても下がっても、手数料を受け取れる証券会社は、濡れ手に粟で儲かる。海外の投資信託など、現地の投資信託に手数料だけ上乗せし、2%も信託報酬を取って儲けるものもある。長期投資をすれば、株屋だけが確実に儲かるという訳だ。株は円安になると高くなり、円高になると安くなる。いろいろ理由はあるだろうが、東証の株式買売の70%近くを外国人投資家が占めるのであれば、ドルベースで時価換算される。乱暴な言い方だが、FXでドルを買おうが、日本市場で日経平均指数を買おうが、同じような気がする。そして、記事には「高値圏で株式投信を購入し、ほとんどの投資家は大暴落の安値で売却し大損しています。」とある。しかし、「株を買う時は、株が上がると思うときで高値」、「株を売る時は、株が下がると思うときで安値」である。高値で買って、安値で売るのだから儲かるはずはない。結局、「大儲けしようとの私欲」をどれだけ抑えられるかどうかだ。そういう訳なのだろう。欲深い私は、いつも損をしている。
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