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2013年2月17日 (日)

山本卓眞氏に感謝

Images 渡辺喜太郎氏といえば麻布自動車という仕手株グループという印象が強かった。「人の絆が逆境を乗り越える」という渡辺喜太郎一代記を読んで、マスメディアから流された情報で誤解が多かった。氏の生い立ちから、起業までの卓越した才能と努力には敬服に値する。自分が同じ境遇だったら、到底成し得ない生き様だ。渡辺喜太郎氏の人脈は、マスメディアで取り上げられた多少胡散臭い人たちが多かったようだ。この中でマスメディアが作り上げた根も葉もない噂で、小佐野賢治氏の人柄などかなり歪められていたようだ。1988年のバブル最盛期に、多少の株式投資をしていた関係で、ビケンズと麻布グループによる小糸製作所株の買占め事件は覚えがある。ブーン・ビケンズといえば、保有した小糸製作所株式を、トヨタに高値で買取を要求して失敗したグリーンメーラー(greenmailer)だ。この事件で、渡辺喜太郎氏は「1000億円も損をした」とあったが、不純な株の買い占めは、そもそも株式投資ではない。氏は、バブル崩壊後、麻布グループは破綻して整理回収機構(RCC)差し押さえられ、その債権回収の妨害をした罪で逮捕された。しかし、二度目の逮捕は、検察による村木厚子元局長や小沢一郎氏のデッチ上げ事件と同様のことが繰り返されていたようだ。ただ、邱永漢氏の著書の中で「渡辺さん借りた金を返すのは道理だ。」と叱責した話があった。その邱永漢氏の名前が渡辺喜太郎一代記に一度もなかったことが気になった。1990年以降、バブル崩壊で倒産したり、業績を悪化させた会社は多い。マルコー・ダイカンホーム・ダイエー・日本長期信用銀行(新生銀行)・山一證券・住専(日本住宅金融ほか)・千昌夫・畠山みどり・五木ひろしなど多くの関係者が人生を狂わされた。「すべて政府が悪い」といいきれるかといえばそうでもない。当時、私が勤務していたF社の社長は陸軍士官学校上がりの人材だったため、「為替予約まで博打だ」といってやらずに、「あぶく銭」を求めなかった。そういう企業は、バブル崩壊でも影響はなかった。お陰さまでバブル期に借りた巨額な住宅ローンを返し終え、勤め人を辞めた今、安閑とネットに向って愚痴を投げることが出来る。山本卓眞氏に感謝しなければならないのだろう。

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