日経平均が1万8千円越えをするのでは?
為替について論評する経済学者は多い。円高基調のときは、浜矩子女史の1ドル50円説の著書を読んで、なるほどと納得した。日経平均株価がリーマン・ショック前の水準を回復したいま、大胆な金融緩和の提唱者である浜田宏一米エール大学名誉教授の話を傾聴する。「金融政策はゼロ金利の下では無力ではないか?」そんな批判に浜田教授は「論より証拠。株式、為替市場が答えを出している」と答える。温厚そうな語り口だが、迷いがない。アベノミクスが円相場や株価に劇的な変化をもたらした。大和証券の試算では、円安が1ドル=100円まで進み、株価収益率15倍まで買われた場合、平成25年末の日経平均がざっと1万5千円になるという。勿論、証券会社のタラレバの話だから頭から信用する気はない。しかし、ここ数日の相場の強さを感じると、早晩、日経平均がリーマンショック前の高値1万8千円越えをするのではと思いたくなる。現金なもので、先月まで「刷れるドル・円、刷れない金」とありがたがっていた金のことなど、どこかに行ってしまった。株高で始まった2013年、「個人はどう資産運用していけばよいのか?」とつくづく悩んでしまう。過去に、リーマンショックのあおりで、インド株が三分一にまで下がった辛い経験もした。ドルコスト平均法(Dollar cost averaging)は、重々知っている。しかし、いつも欲深さに負け、まとめて投資してしまい、その後の相場変動に対処できなくなることの繰り返しだった。今回は、インデックス買いで堅く投資していることが幸いしている。そして、これ以上の欲をかかないようにしようと戒めている。
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