AIXを使うなら何故日立のシステムで構築?
大阪証券取引所の売買システム障害で日経平均オプションや日経平均先物の売買が一時停止した。こんな重要な時期に日経平均先物のシステム停止とは、しっかりして頂きたい。先物の値動きがわからなく現物取引だけでは、買い控えが起きたのは当然だろう。せっかく、次期日銀総裁の「デフレ脱却に向けてやれることは何でもやる」「物価安定目標を一日も早く実現することが何よりも重要な使命」などと語ったのに市場は拍子抜けだった。東京証券取引所の株式売買システムはIBMと受注競争で競り勝った富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」が採用されており、Red HatのLinuxOSで構築されている。そして開発・サポートも富士通が担当している。ところで、大阪証券取引所の売買システムは富士通から日立へベンダー変更をしている。東証のシステムは、過去に日立の障害時の対応が悪かったせいで、全て富士通に変えられた経緯がある。日立がハードウェアからミドルウェアまでを垂直統合といっても、UNIXサーバはIBMのOEM製品、OSはAIXだ。つまり、日立にとってはブラックボックスだ。何を考えて日立のシステムで構築したのか知らないが、AIXを使うくらいならIBMに発注すべきだろう。
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