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2013年3月 5日 (火)

マインドのほうが株価に影響する?

Images 株価上昇、持続のカギは「5割増益」という記事があった。内容は、日経平均の目先の心理的な節目として、リーマン前の1万3000円程度だという。その場合、企業業績も少なくともリーマン前の水準を回復することが大前提となるから、計算上は、今期に比べて2014年3月期(2013年度)の経常利益が5割前後増えないと株価が上昇しないという。記事を書いている人は、日経の編集委員というから自らは株式投資をしていないだろう。少し前までは、PERが5~6倍でも売られ、配当利回りが2%を超えていても売り叩かれた。実際の投資家の心理は、企業業績とは少し違う。デフレが続く時は、お札で持っていても目減りしないから無理な投資をしなくてもタンス預金で十分だった。ところが、インフレを起すといわれれば、お札や債権で持っていれば目減りするので物に変えなければならない。物といえば、換金性の悪い不動産の現物、換金性のいいREIT(不動産ファンド)、株、金などになってしまう。嫌でも、リスク・オンにしなければならない。金はQE3が終われば売られるだろうし、今は調整局面のようだ。為替の影響を受けないとすれば、国内REITだが、持てる人の意識は同じで、もう十分上がってしまった。そうすると、インフレヘッジとして残る選択肢は、日本株ぐらいしか残らない。だから、皆さん安部ちゃんを信じて日本株が上がる。外人投資家はともかく、ヘッジで買っている国内投資家は、企業業績など見ていないような気がする。当面、日銀の長期国債買い付けで長期金利が低下するだろうから、円キャリードレードで円安・企業業績の向上・株高と風が吹けば桶屋が儲かる論法ではないだろうか?結局、企業業績も無視はしないだろうが、マインドのほうが株価に影響するような気がする。

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