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2013年3月13日 (水)

売るべし買うべし休むべし

Images女性ヘッジファンドのキャスリーン・ケリーが「金を空売」しているとあった。理由は、2月に金ETFから500万オンスもの解約があり、大量資金が市場から流出したためだ。現在の金価格は、1600ドルを割り込み、多くが含み損を抱えている。そして、今後さらに1000万オンス程度の金ETFの売りが出ると予測しているという。確かに、2月はジョージ・ソロスが大量に金ETFを売却したことが判ったため、小額投資家の私まで、金ETFを全て売却した。急激な円安が起こったため、円ベースでは、それほど含み損のある人はいないだろうが、新規の投資で儲かったひとも皆無だろう。金ETFの出来高も少なくなり、金から株へのマネーが移動しているのだろう。しかし、ここ最近の日経平均やREITの上昇は、ミニバブルのような気がする。円安は進行したが企業業績が一気に回復するとは思えない。証券会社のセールストークも多く、外人の日本株投資も長期の年金資金のようなものではなく、ヘッジファンドの短期投資だといわれている。1980年代の後半頃は、借金も資産の内だとか、皆で渡れば怖くないとリゾートマンションやワンルームマンション投資などバブルが吹き荒れた時代だった。ここ最近の、浮かれた雰囲気も当時と少し似たところがある。バブル後は、資産収縮の中で必ず誰かがババを引くことになる。株式相場の格言で「売るべし買うべし休むべし」という言葉がある。「出来高が急増し多くの人が強気になった時は、売買を休みなさい」という格言だ。そう言っても、鍛錬が足らない私には、休むことは容易なことではない。

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