インフレヘッジのための資産運用
8日発表の米国雇用統計は非農業部門雇用者数23万6千人増、失業率7.7%と予想より大幅に改善した。ニューヨーク株が最高値更新し、アベノミクスによる円安トレンドが定着してきた。そして、通貨投機筋による決済のための円買い戻しも終わり、今朝は円が96円台に下落してきた。証券会社にしろ、株式評論家にしろ、何時も後から最らしい理由をつけて解説をする。投資家は、後付けの話などには興味がない。明日だけでも結構だし、理由などもどうでもいいから、正確な予想が知りたい。サブプライムローン問題の時も、十分下げたと思った後、リーマン・ショックで底が抜けてしまったことで逃げ遅れた人が多かった。今回の上げ相場は、調整すると思い売りに回った投資家が踏み上げられているような気がする。評論家は、いろいろ難しいことをいうが、相場の上げ下げは、実態の景気より、市場のマインドではないのだろうか?素人の私には、佐々木融氏の「弱い日本の強い円」という著書がいちばん参考になった。日銀が長期国債を買えば、景気回復トレンドの米国債との金利差は開くから当然、円安になるのだろう。そして、インフレヘッジのために先走りして、実物資産に変えなければという資産運用の中で株が上がるのだと思っている。そうこう、書いている間にも日経平均株価は上げ幅を拡大して、年初来の高値で1万2386円まで上昇している。
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