黄昏期を迎えた勤め人は、
月末になると、月めくりのカレンダーを破り捨て新しくする。雇用契約にしばられない職業のため、常時働いているのか、何時も休んでいるのか自分でもよく判らない。与えられた時間を消費しているだけのような気もする。「そこそこ食っていければいい」としか思っていないので、破ったカレンダーを見ても何をしていたのか思い出せない。しかし、今月はOB会の事務局をしていたため、プライベートHPに記念撮影の写真集を載せ、報告のメールを出した。写真集を見ているのだろうか、HPのカウンターの数値は増えている。しかし、ほとんどの参加者から返事や感想もこない。別に、そういうものを欲しいとは思っていないが、一言あってもと・・・。わたしも、勤め人時代は、そうだったのだろうかと思い出してみるが、お礼のメール程度は出していた。黄昏期を迎えた勤め人は、今日、明日のことや将来の不安で、会社に居ても気持ちの余裕がないのだろうかと心配になってしまう。そう思うと、雇われ人と違い、日々他人のストレスを感じない生活に感謝してしまう。
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