コンピュ-タの棋力がプロ棋士を上回った
将棋の現役プロ棋士5人と5つのコンピューターソフトが団体戦形式で戦う「第2回電王戦」の結果は、ソフト側の3勝1敗1分けとなり、現役プロ棋士が団体戦で敗れた。第5局は、トップのA級棋士(三浦八段)との対局のため注目されていた。三浦八段は今年3月まで戦われた今期順位戦で羽生善治三冠に唯一の黒星をつけた実力者だ。三浦八段との矢倉戦は、過去になかった指し手で新定石のようらしい。細い攻めを繋がれて、一方的に敗れた。どうもコンピュ-タの棋力がプロ棋士を上回ったようだ。「第1回電王戦」の米長元将棋連盟会長と違い、現役のプロトップ棋士だったため、将棋界に衝撃を与えた。引き分けの持将棋(両方の玉が入玉し、お互いに詰む見込みが無くなってしまった時)となった塚田九段と第4局も含めれば、コンピュータ側の圧勝に近い。チェスの世界では、コンピュータの方が強いことは証明されているが、将棋でもそうなったようだ。三浦八段の負けた後の記者会見は、気の毒でしょうがなかった。呆然自失で質問にも答えるのもやっとであった。誠実な三浦八段の落ち込んだ様子を忘れることができない。
http://www.youtube.com/watch?v=fbg4zolHayA
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