「小人閑居して不善をなす」
安倍晋三首相は、田中均元外務審議官を「彼に外交を語る資格はありません」と批判した。理由は、彼が外務省アジア大洋州局長だった2002年、北朝鮮から帰国した5人の拉致被害者を再び北朝鮮に帰すよう主張していた。日本野球機構(NPB)がプロ野球で使用している統一球を今季から飛びやすい仕様に変更しながら公表せずにいた。加藤コミッショナーは、「責任はあるが、不祥事を起こしたとは思っていない。」と辞任については否定した。今話題のこの御両人の共通点を探せば、「無責任で当事者能力がない」ということだろう。安倍首相が指摘するまでもなく、外交を語る資格もない田中氏が、外務省の要職を占めていた。その後、天下り先で公務員時代と同様に国から甘い蜜を吸い続けてきた。一方、加藤氏は野球を知らず無能が取り柄でコミッショナーに選ばれたのだろう。リスクを犯さず安閑と生きてきた国家公務員に、「責任」という意味を解からせることは難しい。北朝鮮の拉致被害者とまでも言わないが、民間企業の「生き馬の目を抜くような」環境を知らない彼らに、求めることが無理なのかもしれない。自分の無知も知らずに、年老いて馬脚を現し、世間の笑いものになった御両人には、「小人閑居して不善をなす」という故事を贈りたい。
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