短期買売で勝てるのは神様しかいない
昨日の日経平均株価は、前週末比▲468円安だった。24日以降の下げ幅は▲1117円を記録した。市場関係者は、前週からの下げ要因は、四半期決算発表で、キヤノンや日産自動車の業績が、はかばかしくなかったからだと分析する。しかし、こういう人たちは、いつもあとから適当なコメントをつけるので、原因は定かでない。事実は、短期・中期で買った投資家に含み損が生じるくらい株が下がったことだ。アナリストという連中は、恥も外聞もなく朝令暮改の説明をする。数日前まで円安だと説いていた人が、米国の「緩和縮小」が決まっても、購入国債の売却や利上げなどの「引き締め」開始は相当先だから、ボディーブローのようにドル安・円高要因になるという。どうせはじめから信用などしていないので困りはしない。今週は、FOMCでバーナンキFRM議長が発言する内容にかこつけて、ヘッジファンドが市場を揺さぶるのだろう。日本の株価も、ヘッジファンドの先物買いで上がりすぎたので、先物の解消売りで下がった。上がれば、下がるを繰り返しながら、日経平均が少しずつ上がっていくのだろう。俯瞰すれば、米国は金融緩和縮小で、日本は金融緩和拡大策をとっている。金利差が開くだろうから、中・長期的には、円安になることは自然だ。短期の売買で利益を得るのは、神様くらいしかいない。しかし、今度からは、ヘッジファンドの買い上がった所で、欲張らずにいくらか売るのも一考だと思う。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 政治家を恨みたくもなる。(2023.02.01)
- 投資家は米金融当局と闘うな(2023.01.31)
- FRBの過去の実績から判断(2023.01.30)
- 新しい日銀総裁の名前(2023.01.28)
- 自分が持っていないものに憧れる(2023.01.26)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- さらなる政策は、あるのだろうか(2023.01.17)
- ロシアのミサイルがポーランドに着弾(2022.11.16)
- 「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗(2022.10.13)
- 内閣改造しても支持率は上がらず(2022.08.15)
- 「新FAANG」という新造語(2022.06.12)
コメント