端末はプレゼンテーション層しかいらない
日本のコンピューター黎明期から、IT機器に関わってきたが、親しんでいないと感覚が判らなくなる。汎用機、オフコン、UINIX、LINUX、Windows、Windows/mobile、iOS、Andoroidと歴史は長い。いつの時代でも、インフラを抑えた企業が勝利する。IBMの360に始まり、つい最近までWindowsの全盛だった。インフラを抑えると、そのコンピューター上で膨大なアプリケーションが作成される。そして、重要なアプリケーションを使用して作成されたデータや運用実績がシステムの安定度を担保する。ある目的のために構築されたシステムは、生き物と同じで、形を変えたとしても、常に必要とされる。バンキングシステムなど、未だにCOBOL言語で書かれたものが多い。三大メガバンクも勘定系システムは、汎用機(メインフレーム)を使用している。ただし、端末など移行可能なものは、変わってしまった。今日、セキュリティが厳しく問われる時代になると、メインフレームとダム端末の世界に逆戻りした感がある。当時のIBM設計思想の素晴らしさを改めて認識させられる。小生がF社入社時は、IBMと比較すれば蟻と巨像の戦いだった。漢字文化や日本の商習慣の違いが、障壁となって時間を稼いでくれた。しかし、Windowsの普及にともない世界同時期出荷となり、障壁がなくなった。その途端に、重要なアプリケーションは、全て海外製品となった。セキュリティ対策で、全てのデータを管理するようになると、端末はプレゼンテーション層しかいらない。即ち、Windowsである必然性がなくなってきた。それに乗じて、ノートPCからタブレット端末の移行が進んできた。iOSのI-Pod/I-Padマン・マシンインターフェイスが変革をもたらしたが、AndoroidのNexus7やASUS ME173タブレットの低価格化がさらに普及を速めるだろう。そういう、小生も、先日発売されたASUS ME173も購入したが、歳のせいか、体感がなかなかついて行けないで困っている。
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