南北朝鮮の38度線が対馬沖まで南下
朝鮮戦争勃発後、韓国軍の作戦統制権は米国マッカーサー将軍に委譲した。即ち、米国が韓国軍の作戦統制権を持つ。盧武鉉は、後先も考えずに戦争時の作戦統制権還収を主要政策として推進した。2006年の米韓首脳会談(ブッシュ米大統領と盧武鉉)で作戦統制権移譲に合意し、移譲日を2012年とした。つまり、米軍が朝鮮半島から撤退するということになった。盧武鉉は、清貧潔白を売り物にして当選したが、大統領退任後、汚職事件に関わったと調査中に自殺した。カトリックの洗礼名を持つというが、キリスト教では自殺は大罪のためキリスト教信仰は怪しい。次に、天皇侮蔑問題を起こした李明博政権が発足した後、ことの重大さに気づき2015年に遅らせることとなった。2015年以降は、韓国人以外の市民を避難させる目的で、最低限の空軍を残して米軍は完全に撤退する。在韓米軍は中国と北朝鮮に対峙するため、朝鮮戦争後に残されたものだが、親中国の韓国政権では、駐留の意味はなくなった。米国は元来朝鮮半島から手を引きたがっていたので渡りに船だったのだろう。戦時の指揮権を返すことを決めた米軍は、日本に駐屯する米軍空母が中心となるため、韓国軍と運命を共にするリスクがなくなった。韓国は最近、米国側に統制権移管時期の先延ばしを提案したが、マーチン・デンプシー統合参謀本部議長は、戦時作戦統制権の韓国軍移管を予定通り進めると拒否した。いまごろになって、米国に泣きついても、韓国駐在の部隊は、ハワイにあるアメリカ太平洋陸軍司令部に統合することは決まっている。そして、米国陸軍司令部は日本のキャンプ座間に置かれる。韓国が希望したとおりに作戦統制権を戻したのだから異論はないはずだ。早ければ来年末にも、韓国から全面撤退する。これで、南北朝鮮の38度線が対馬沖まで南下する。歴史的に韓国は事大主義の国だ。米国と一時的に同盟したが、将来、中国が米国を越えると報道されると中国になびいてしまった。米国も中国寄りの態度や日本に対する背信行為で韓国を見切った。これで、朝鮮半島は、中国の支配地域となり、日清戦争以前に逆戻りする。思慮浅い哀れな朝鮮民族の将来だ。
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