おごれる者は久しからず
最高裁が婚外子相続差別を違憲判断とした。民法900条4では、「嫡出でない子の相続分は、嫡出である子の相続分の二分の一」しか相続できない。これは、「法の下の平等」(憲法14条)に違反するという判断だ。「非嫡出子」とは、婚姻関係にない女性との間で生まれて認知された「私生児」「隠し子」に当たる。生まれてきた子には、罪はないのだから、差別するほうがおかしい。与党・自民党のなかには、最高裁判断が出てもなお二分の一規定廃止に反対する男性議員が少なくないという。それぞれの考えを、自由に持つのはかまわないが、最高裁が判断したことに意義を唱え、法制化を拒む議員がいるというから呆れてしまう。お妾さんを抱えている、不良議員が多いのかと勘ぐってしまう。田中角栄、鳩山威一郎、小沢一郎、堤義明と数えればお妾さんを持つ有名人は多かった。しかし、政治が司法を振り回すなら、支那・朝鮮と同じ人治国家だ。自民党は、いつから、法治国家を守ることを捨てたのだろうか?選挙で大勝し、増長してしまったのだろうか?「おごれる者は久しからず」という慣用句を思い出して欲しい。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 恥だから富山県出身を名乗るな(2021.06.12)
- 政府の意図から透けて見える(2021.01.11)
- NHKの出来上ったシナリオ(2020.12.30)
- 安倍晋三という人物は全く信用に値しない(2020.07.16)
- 富士通のテレワーク、真の狙い(2020.07.04)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 新宿歌舞伎町は、当時の青線地帯(2020.07.10)
- エイサー祭りは、今年で33回目(2019.09.15)
- 年賀状は必要悪な慣習だとは思えない(2019.01.07)
- 「女とワインは古い方がいい」(2018.10.14)
- ポスト5Gには、いったい何があるのだろうか?(2018.07.13)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- さらなる政策は、あるのだろうか(2023.01.17)
- ロシアのミサイルがポーランドに着弾(2022.11.16)
- 「イプシロン」6号機の打ち上げに失敗(2022.10.13)
- 内閣改造しても支持率は上がらず(2022.08.15)
- 「新FAANG」という新造語(2022.06.12)
コメント