支那の冊封体制下だったのだから
米国は、ミサイル防衛(Missile Defense、略称MD)システムをアラスカから日本、韓国、フィリピンを経てオーストラリアにまで広げようとしている。この防衛線が、中国や北朝鮮の長距離弾道ミサイルに対抗するためだ。アジア太平洋地域に集中している米国MDシステムは、公式的には北朝鮮の脅威に備えてのものだと国際的には説明されているが、中国の長距離ミサイルを念頭に置いている。米国MDシステムの軍事基地が着々と築かれ、中国包囲の布陣を整えつつある。米国は韓国に対し「北朝鮮から守って欲しいのなら米国が主導するMDに、日本同様に参加しろ」と要求している。これに対して、中国は「MDに参加したら中国包囲網に加わったと見なす」と韓国を脅している。韓国は、中国を刺激しないため韓国メディアに「MDへの参加に関しては米国に言質を与えなかった」と説明した。オバマ大統領と朴槿恵大統領は、「軍事同盟を引き続き現実に合わせ変えていく。両国共通の計画に沿って、戦闘能力と技術の共有化、そしてミサイル防衛(MD)に力を注いでいく。これにより両軍は共同の作戦行動をとれ、成功をともにできる。」と合意した。しかし、韓国政府はそれを以下のような韓国語に翻訳しました。「我々は安保同盟の現代化に対し論議した。共同のビジョンを基盤にして、我々は共同の能力、技術、そしてミサイル防衛に投資することでともに成功し、ともに作戦することであろう。」MDに関し、英語の原文では「合意した」(agreed)となっているのが韓国語の翻訳では「論議しました」に大きく後退している。オバマ大統領は記者会見でMDに関しても「合意した」とはっきり語っている。韓国は、まさに米中という2大国の間で翻弄されている。米中は、どんどん関係が悪化しているため、どちらを頼ればいいのか韓国のジレンマがある。日清戦争前の清と日本、日露戦争前のロシアと日本の状況と同じだ。事大主義の小国、朴槿恵ハルモニ大統領は、二枚舌を堂々と使い始めた。120年前、日清戦争で清国が負けるまで、支那の冊封体制下だったのだから、支那の属国に戻ったということだ。米中間の板挟みから逃げ出したいため、「日本が歴史を反省していない。日本のために関係が悪化した」と朴槿恵ハルモニは、泣き叫んでいる。やっかいな隣国だ。
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