みずほ銀行だけの問題だろうか?
最近、金融庁の監督不行き届きが報道されている。みずほ銀行が、反社会的な相手との取引を把握しておきながら、コンプライアンス会議で経営役員に知らせずにいた。金融庁は、2012年12月にそのことを把握して、指摘したにも関わらず、当時の旧担当役員の事情聴取を未だにしていない。みずほ銀行は、過去にも東日本大震災で、被災者支援の義援金の取り扱いが急増したことが原因でシステムトラブルを起こした。当初、みずほ銀行の謝罪はシステム担当常務が行なっていたことから、当時の西堀利旧頭取という人は障害を軽く考えていたらしい。そして、現場からの情報がトップに伝わらず、リスク管理を行なう組織になっていなかった。それが原因で被害をさらに大きくしてしまった。その後も、システムトラブルの「非常時計画の策定とその実行」が鈍かったことから厳しい批判を受けた。今回も、当時と同様に危機意識の鈍さのようなものを感じる。そして、またも2013年10月4日の記者会見には、経営トップである佐藤康博頭取ではなく、岡部俊胤副頭取が行った。しかし、みずほ銀行だけの問題だろうか?金融庁という監督官庁と民間企業の官民癒着が、もたらした弊害ではないか?監督官庁の体たらくが、引き起こしている問題だと見るのは、私だけだろうか?なぜなら、監督官庁たる金融庁に、損保会社に対するクレームを報告しても、当事者の損保ジャパンは詭弁を塗り重ね、一向に反省の姿勢をみせていない。
http://iwamigin.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-eab9.html
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