ニコンやキヤノンのカメラ事業の収益は悪化
ニコンは2014年3月期のレンズ交換式カメラの年間販売台数が前回予想の655万台から5%程度減少、コンパクトデジカメラは多少上振れしたため、年間の予想販売台数は1150万台に据え置くと発表した。一方、富士フィルムはレンズ交換式の高級コンパクトデジタルカメラの品ぞろえを強化し、交換レンズも2014年度中に約20本に増やす。スマートフォンで写真を撮る人が増え、廉価なコンパクトデジカメが売れていない中で、ニコンはレンズ交換型の高級機の台数予測を減らした。カメラが、アナログからデジタルへの移行で、ニコンやキヤノンという一眼レフ高級機を販売していた会社は、デジタルカメラでも交換レンズ形のデジタル一眼レフでシェアを独占した。ニコン愛好者の私もニコンのアナログFマウントが、デジタルカメラにも接続できるというので、発売と同時にD60を購入した。しかし、Fマウントは装着はできるがデジタルカメラの機能はほとんど使えない。結局、デジタルカメラにはデジタル用のレンズでなければ無用だと知った。ニコンはFマウントの互換性に拘ったせいか、デジタル機能の補正をレンズ側に持たすという方法をとった。要するに、デジタル機能の性能をレンズ側に持つために、交換レンズが割りだかになる。本体側の撮像素子やデジタル機能は、半導体の技術革新により日進月歩だ。交換レンズ側に機能を持たせれば、性能が陳腐化すれば交換レンズは使い物にならなくなる。過去のしがらみのない後発メーカーのほうが、最新の技術にあった高級機デジタルカメラ仕様を作りやすいのだろう。ソニーEマウント、富士フィルムXマウントなどミラーレス形交レンズが拡充されてきた。そして、オリンパスは、一眼レフデジタル機の開発を中止し、ミラーレスレンズ交換型カメラに統合した。最近は、アナログ一眼レフの継承で持っていた、ミラー反射光でのファインダー構造など廃した、ミラーレスカメラが主流となってきた。レンズ交換型一眼レフカメラの陳腐化に伴い、ニコンやキヤノンのデジタルカメラ事業の収益は悪化するだろう。それはともかく、川べりや公園では、ニコンやキヤノンの大きな高級機で撮影している団塊世代のアマチアカメラマンを見かける。退職金で購入したのだろうか、うれしくて自己満足で展示しているのだろうが、市場の流れですぐに陳腐化ことに納得がいかないだろう。
http://iwamiginzoh.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-12f2.html
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