近代国家の装いをした独裁軍国主義国家
中共という近代国家の装いをした独裁軍国主義国家の現実の顔を、訪中した張富士夫トヨタ自動車名誉会長や米倉弘昌日本経団連会長、日中経済協会のメンバー約180名は思い知っただろうか。中国国際貿易促進委員会の招待で訪中した後、防空識別区域というしっぺ返しだ。中国を北朝鮮と同様の国だと見抜けていないオバマ大統領の弱腰も問題だが、日本との経済関係の縮小を危惧した中国の呼びかけに、ホイホイ出向く売国奴連中も問題だ。七年前に、麻生太郎外相(当時)は日本国際問題研究所のセミナーで「自由と繁栄の弧」という題で講演をした。米国・日本・オーストラリア・フィリピン・インドとつながる長い線で中国を圧迫・封鎖するという内容だった。今回、中国の恫喝はオーストラリアにまで及んだ。安全保障問題を含め、米中関係の行方がはっきりしないうちは、日中関係だけが先行して進むはずはない。その意味で、今回の財界人の訪中はお馬鹿な朴槿恵大統領よりはましだが、タイミングが早すぎた。いずれにせよ、目先の金儲けに目が眩んで、自国が滅ぶあやまちだけは避けて欲しいものだ。
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