俯瞰というより「単眼」虫の目だ。
米労働省が6日発表した11月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数は前月に比べ20万3000人増えた。失業率も7.0%と2008年11月以来の低水準となった。FRBは17~18日に開くFOMCで、量的緩和縮小の是非を検討するという。そうなれば、量的緩和拡大中の日本国債と米国債の金利差が拡大する。そして、円安が加速するだろう。そう思って、夜中に枕もとのI-Padで為替を見れば、既にドル・円は103円近く円安に跳ね上がっている。一方、米国株式市場でダウは大幅反発、前日比198ドル69セント高で1万6020ドル20セントで終えた。日本の株式市場の数日間の下げは、何だったんだろうか?俯瞰の目でみれば、円安・株高と言い聞かせているが、短期の予想は難しい。昨日に、「米ドル買い、株の買い増し」をすればと悔やまれる。長く市場を眺めてきてわかる心得は、無理をしないこと。そして、欲の皮を突っ張らないことだ。「大玉を張ることを誇りとするなかれ。」という格言は、身の丈いっぱいの過剰取引をすると失敗するという意味らしい。確かに、決めた運用金額の半分くらいしかポジションを持たないときは、相場が上げても下げても余裕がある。そういいながらも、いい年をして一喜一憂して、おろおろする。俯瞰というより「単眼」虫の目だ。
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