ミラーレスが一眼カメラ市場を変革
日経新聞に、ソニーはデジタルカメラ事業で、高画質で手軽なミラーレス一眼に経営資源を集中するとあった。ヘボカメラマンの小生も、ソニーが11月に発売した高級ミラーレス「α7」を発売と同時に購入した。旅行に携帯するには、従来のアナログ一眼レフと同程度の重さや大きさが限界だ。 その点、「α7」は撮像素子も過去の35ミリフィルムカメラと同じため感覚的に使いやすい。低価格のコンパクトの需要が急減し、デジカメの2013年の世界出荷台数は前年比約4割減というから、各社生き残りをかけた勝負なのだろう。低価格なコンパクト以外のデジカメ市場といっても、キヤノンとニコンが強い一眼レフのシェアを奪うのは難しいのだろう。大きさや重さが半分程度のミラーレスを戦略機種にしてこの分野で、一眼レフ市場を侵食する狙いだという。アナログからデジタルに移行する過程で、フィルムの代わりの撮像素子はデジタル、ファインダーは光学プリズムのアナログだ。しかし、さらなる半導体技術の進歩で、光学プリズムと同等なデジタルファインダーが実現した。そして、一眼レフで世界シェアを二分するニコンとキヤノンも、ミラーレス市場に参入してきた。これから数年間で、スマホがコンパクトデジカメ市場を食ったように、大きな市場変革が起きるような気がする。
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