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2014年1月30日 (木)

一眼レフは過渡的な製品

2010_eos_kiss_x4 キヤノンの2013年度連結決算は、売上高が前期比7.2%増、営業利益は4.1%増の3372億円となった。円安が追い風になっており、営業利益で2176億円の押し上げ効果があった。しかし、筆者の目で財務諸表を見れば違った数字が目に付く。連結決算でなく個別業績は、2013年度売上高が前期比0.7%増、営業利益は5.1%減の1885億円だ。2012年度売上高が前期比2.2%減、営業利益は19.5%減の1987億円だったから、円安になっても単独の業績は、全く回復していない。実際、連結決算の営業利益3372億から円安の押し上げ効果の2176億を差し引けば、1196億円が昨年と比較する営業利益になる。海外売り上げが80%を超えるキヤノンは、円安で日本国内の開発技術者などの固定費がドルベースで低減して、受けとる営業利益が大きくなったのだろう。個別事案を見れば、不振が際立つのがデジタルカメラだ。コンデジは市場縮小が続き、前期から約3割減少した。おまけに、一眼レフなどレンズ交換式カメラも前期を下回った。カメラの利益率は、オフィス製品同様に高いから売り上げ減で営業利益に大きく響いた。不振の理由について、「今まではレンズ交換式に魅力があったがスマホなどと比べて優先順位がトップではなくなった」と説明している。しかし、レンズ交換式カメラのシェアはトップだが、他社と比較してどうだろうか?日本国内では、ニコン、キヤノンを除けば、他社は一眼レフから機動性がある軽くて小さいミラーレスカメラに主力を移した。一眼レフカメラは、撮像素子はデジタルだが、ビューファインダーの光学系はアナログだ。ファインダーの素子の高画素化が進めば、この部分もデジタル化される。筆者は、一眼レフは過渡的な製品でいずれはミラーレスカメラに移行するとみる。あれだけ続いたアナログフィルムカメラがなくなったことを思い出すべきだ。テレビもオーディオ機器もドッグイヤーを上回る半導体の技術革新に巻き込まれ陳腐化が早かった。老舗のニコンやキヤノンの欠点は、アナログとのマウントの整合性を考え、レンズに機能を持たせていることだろう。技術革新の激しい分野は、カメラボディ製品をタイムリーに出し利益源にするしかない。ソニーが光学を省いたミラーレスカメラに35ミリ撮像素子を搭載した高性能カメラを出し、ニコンが往年のフィルムカメラファンが共感するニコン Dfを発表した。キヤノンは何もしないで、2014年12月期の連結業績予想は増収増益を見込めるのだろうか?

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