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2014年1月 2日 (木)

インクジェットプリンタ

1607a インクジェットプリンタというと写真印刷か年末の年賀状にしか使用しない。通常は、レザープリンタ(複写機)のモノクロで印刷する。30数年以上前だろうか、若い技術者だったころ頃に、F社でインクジェットプリンタの開発に従事していた。民生用の安価な量産機がない時代だった。製品化されていたものは、IBMのコンティニュアスタイプの高価なインクジェットプリンタくらいだった。コンティニュアスタイプは、テレビの電子銃のようなもので、印刷しなかったインクを循環させる。そのため、大掛かりのシステムだったため安価な製品化は無理だった。当時、開発の主流は、ピエゾ素子でインクチャンバー(インク壷)を叩くオンデマンド印刷方式だった。キヤノン・エプソン・シャープなど多くの会社が開発を競っていた。結局、国内で量産化され商業ベースに載った製品は、ピエゾ素子のエプソンとバブルジェットのキヤノンだった。泡でインクチャンバーを振動させるバブルジェットの参考技術出展品に接した時、こんな技術で可能なのだろうかと思った。エプソンもキヤノンも元は、時計やカメラの精密メーカーだ。大型コンピュータの筐体設計しか経験のないF社の機械屋さんの発想では、とても無理だとしきりに感心した。そう思いながら、最初に購入したのはエプソンのインクジェットプリンタだった。ヘッドとインクタンクが一体設計のため、プリンタ特有の障害「目詰まり」が起きると修復が容易でない。何回もエプソンに修理依頼をしたが安定に修復しないためキヤノン製品しか購入しなくなった。以前のキヤノン製品は、ヘッドとインクタンクが別構成のため、最悪ヘッドを購入して修復した。ただ、1990年頃に6~7万円だったプリンタが、現在、安いものは5000円程度で売られている。そのため、キヤノンのプリンタもインクにヘッドが一体化構成となっている。以前は、手を汚しても格安な複製品のつめかえインクを使用したため、一度もキヤノンの高価な純正インクは購入しなかった。今回は、何度か詰め替えたあと目詰まりが解消できなくなった。しょうがなく、キヤノン純正のインクを購入した。さすがに、純正インクはヘッド交換のせいもあるのか安定した印刷ができた。F社は、インクジェットプリンタの開発に失敗して、最後まで従事していた技術者は大変だったと聞いている。制御技術者だったため、開発には少しの間しか関わっていなかったが、当時を思い出すと熱いものが蘇ってくる。

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