惜しいことをしたものだ。
今朝、日経新聞に「ソニーがパソコン事業の売却に踏み切る」という記事があった。IDCによると2013年のパソコンの世界出荷台数は前年比10%減の3億1455万台で、ピークの2011年から2年連続の減少している。
1.レノボ 16.6%(中国)
2.HP 16.5%(米国)
3.デル 11.9%(米国)
4.エイサー 8.0%(台湾)
5.エイスース 5.9%(台湾)
7.東芝 4.5%
9.ソニー 1.9%
10富士通 1.6%
日本企業の多くは、市場がスマホやタブレットへの移行で、成長性が陰るパソコン事業から撤退した。ソニーも同様にパソコン事業は赤字だったようだ。パソコン事業は、出井伸之元CEOが始めた経緯で「売却や撤退を選択しづらかった」ことが撤退の遅れた原因だった。どこの会社でもあることだが、その事業の出身母体で影響力がある人材がいると、リストラは容易でない。ソニーのロボット事業(アイボ)からの撤退も土井氏の影響力がなくなってからのようだ。パソコン事業の上位会社をみれば、聞き覚えのある会社が多い。レノボは、小生がメインで使用している安価なPCだ。円高時だったかもしれないが、必要な機能の本体だけをネットで中国に発注して購入した。2万8千円程度だった。7インチタブレットはエイスースのMemoPad16Gに、マイクロSD16Gを挿入して2万円だ。こうみると、アセンブリー事業など、とても日本企業の手に負える製品ではない。腐れ縁があるので、いまだにNiftyに加入しているが100万人を切ったというから、NECがビッグロブを売却したと同様、F社も時間の問題だろう。そういえば、NiftyやPC事業をリストラしようとして解任されたF社前社長は、先見の明があったようだ。F社も解任した社長がいたなら、パソコン、スマホ、Niftyなどとっくに売却していただろう。惜しいことをしたものだ。
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