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2014年2月18日 (火)

スマホがあらゆる分野の媒体を再構築する

Image 2014年のスマートフォン(スマホ)向けの広告市場が、昨年実績(2013年実績は2012年比9割増の1652億円)より約4割増え、予測より2年早く2000億円に達するという。スマホ広告が、異常な勢いで伸びることは、それだけ社会基盤として有用になってきた証だ。携帯端末の通信速度が第3世代(3G) から、LTE(3.9G)の普及期に入ったことも原因だろう。私事で恐縮だが、1998年に家を建て替えた時は、個人で使える通信はNTTのISDNだった。そのISDNを2回線束ねて使用しても128kbpsの通信速度しかでなかった。その後、ADSLが提供されたが1.5Mbps程度だ。そして、2001年に光ファイバーを用いた通信サービスが始まり、実行速度で数十Mbpsの速度の速さになった。この程度まで速くなって初めて、いらいら感がなくなり、インターネットの利便性が享受できるようになった。携帯電話のスマホでも、従来の音声目的の3G回線では遅く、IPネットワークのLTEになって、ようやく光回線程度の通信速度となった。こうなると、家のパソコンと同等の即時性がスマホでも得られるため、インターネットでの閲覧やネット購買程度が主な利用層には、移動通信の方が固定回線より遥かに便利だ。テザリング機能まで含めれば、無線ルーターや固定の光回線まで吸収してしまう。そして、4Gになれば低速移動時は、1Gbpsというから更に有利になる。スマホの広告市場が伸びる必然性がある。ラジオを思い出せば容易に理解できる。愚生が小さい頃は、大きな真空管ラジオの前に座って高校野球を応援した。当時は、広陵高校や中京商業が強かった。友人が、中間テストの成績が悪かったので、トランジスターラジオを買ってもらうまで、親に内緒にするといっていたのを思いだす。携帯できるトランジスターラジオは、野球観戦、出張、災害時などにも役に立つ。通信速度の向上で、スマホがショッピング、動画、音楽、テレビ、ラジオ、ゲーム、新聞というあらゆる分野の媒体を破壊的に再構築するだろう。

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