政府発行紙幣も同じ穴の狢
東証で株式取引が始まると、ブルームバーグや日経新聞の予想どおりに日経平均は、下げている。今回、めずらしく断定的な記事だったのでなにか理由があるのだろう。昨日の日経ラジオでは、現物株の売買を伴わない、ファンド間の先物取引の空中戦だという。個人投資家は、観客席で傍観するしかない。今朝、インターネット上の仮想通貨ビットコインの運営会社「マウントゴックス」が取引停止したニュースが騒がれている。円換算で300億円超の資産があったというから、保有者にとっては銀行の取り付け騒ぎと同じようなものだろう。ビットコインとは、ネット空間を行き交う仮想通貨で、政府や中央銀行は保障しない。発行総額の時価は、一時1兆円規模というからたいへんな額だ。実物資産の裏づけがない通貨と言えば、米ドルも円も輪転機をフル回転して紙幣を印刷している。金本位制を止めたのだから、紙幣を持つということは、米国や日本政府へ信用貸ししているようなものだ。そう考えると、ビットコインも財政規律を欠いた政府発行紙幣も同じ穴の狢のような気がする。やはり、金など実物資産の裏づけがある方がいいのかと悩んでしまう。
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