思案橋ブルース
昨日21(金)は米国の先物SQ日ということで、ニューヨーク市場のDJIAもNasdaqも下げた。クリミア情勢や中国理財商品の破綻をきっかけで株が上げ下げしている。週明けの日本市場はどうなるのだろうか?日韓首脳会談を米国の後押しで実現することになったが中国に取り込まれた韓国経済は大丈夫なのだろうか?中国では、理財商品の破綻(債務不履行)や輸出の大幅減などを示す兆候が現れている。「金融商品のデフォルトについて個別では避けられないものもある」と李克強首相が全人代で発言したことから、市場関係者は連鎖デフォルト危機におびえている。既に、太陽光パネルメーカーが社債デフォルトを起こし、変圧器メーカーの「天威保変」の社債も売買停止となった。中国では、銅の大半は工業製品には使われておらず、担保に入れたりする目的で使われるそうだ。つまり、銅を売却して資金を調達し、高利回りの財テク商品「理財商品」などで運用している。そこへ、理財商品の社債が、デフォルトを起こしたため信用不安が台頭し、銅市場が暴落したという。そもそも、理財商品で調達された資金の多くは不動産投機に使われてきた。日本の土地バブルや米国のリーマン・ショック同様に、バブルが潰れれば金融危機を招く。社債償還時に、不動産に廻ったお金がバブル崩壊で回収できなければ中国経済が破綻するだろう。当然、世界中が金融危機となる。円高・株安に逆戻りかもしれない。「風が吹けば桶屋が儲かる。」的な杞憂であればいいが、現実問題となるかもしれない。最近、週末には株は売り払っているので安寧に過ごせるが、来週は年度末の配当日に当たる。どうしたらいいのか、思案橋ブルースだ。
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