喜怒哀楽の強弱は同じ
テレビニュース以外は一切見ない主義だったが、偶然、ラーメン作りの間に佐村河内氏の記者会を見てしまった。佐村河内氏とは、全く無縁で利害関係もない。しかし、同情に値しないような人材の弁明を上から目線で見ていることは愉しい。臨場感に溢れた記者との応酬に、彼の感情の起伏が現れていた。誰しも1つや2つの嘘をついた経験はある。しかし、人間は嘘をつく生き物だといっても程度の問題はある。弁明の冒頭に、今回は嘘はつかないと言い切ったくらいだから、嘘を日常茶飯事ついていたのだろう。家族や知人の証言によると、幼少期から度重なる嘘で周囲と軋轢を生み、金銭トラブルを起こしていたという。幼少期に嘘をつく傾向が強い人は、周囲にちゃんと正してくれる人物がいなければ、誇大妄想に発展するという。今回、楽譜も読めない佐村河内氏が、「天才作曲家」を堂々と演じたのは、朝鮮半島の人たちと同様に妄想癖が常態化したのだろう。嘘をつき慣れてくると、嘘をつくことへの嫌悪感がなくなる。会見の中で、新垣氏を名誉毀損で訴えると息巻いていたが、日本に限らず世界中を騙してきた人物に、名誉などあるのかと呆れてしまった。ところで、嘘を常時つく知り合いがいる。幼少期からそうだったためか、友人と呼べるものも少ない。被害者意識からか警戒心が強く、自己中心的な考え方しかできない。当然、建設的な意見交換や協力して何かを実現するなど無理だ。社会に出てからは、自分の非常識な考え方への世間の風あたりが読めず、愚痴を常日頃ついていた。人生観は、その人の環境によって大きく違うだろうが、環境から受ける喜怒哀楽の強弱は同じだと思う。自らの身の丈を捕らえ損ねて、世間から虐められ疎んぜられて生きていく様は、気の毒としかいいようがない。
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