懐かしい当時の思い
今朝の新聞に地価公示価格が載っていた。地価公示価格とは、売り手・買い手双方に売り急ぎ、買い進み等の特殊な事情がない取引において成立すると認められる価格とある。読売新聞には、わかり易いように首都圏の最寄り駅から1kmの地価公示価格を地図入りで表している。還暦過ぎた身には、転居の予定もないため、気に留めていないが、昔を懐かしく感じられる。四半世紀前、横浜でマンション住まいをしていた。子供が大きくなるにつれ、階下の住人への気兼ねから足音を注意することが多くなった。不憫と思い、一戸建に移転しようと決め穴のあくまで、地価公示価格を眺めていたことを思いだす。当時の公示価格と読売新聞の分布図の価格は、大きく違っている。一番違うのは地価公示価格だが、最寄り駅の人気にも依存してか、価格が逆転している場所もある。どうも価格下落が、住宅地の人気度や利便性によって一律ではなかったようだ。東京近郊の地価下落は、収まったようだが、地方都市は今でも下落している。私の育った雪国の田舎も、未だに地価下落が続いている。地価の下落は、過疎化や老齢化で実需がなく買い手がいないのだろう。そして、売り手に特殊な事情があるため、実際の売買取引価格は公示価格より大きく下回ることが通例だろう。日本の土地神話は、バブル以降崩壊した。一昨年不動産取引をした、40歳くらいの不動産会社社員から「大学を出て職についてから、土地とは毎年下がるものだと思っている。」と聞かされた時には、昭和二十年代生まれだとつくづく認識させられた。住宅ローンの返済追われた、苦しかったサラリーマン人生の記憶を巡らせば、今では懐かしい当時の思い出だ。
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